察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方 (五百田達成の話し方シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2014年7月30日発売)
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□男性と女性の考え方が異なるのは、子供の頃遊んでいた野球とおままごとが始まりである。子供の頃から勝利を目指していたことで、縦社会を重んじる男性と、おままごとを通して協調性が小さい頃から身についた横社会を重んじる女性は、互いに考え方が異なるのも当然。
□男は、女は、どう考えるので、どう話せば良いかをおさえている。男だから、女だから全て当てはまるというわけではなく、分かり合えない相手に対しての効果的な話し方が紹介されていて、今すぐにでも取り入れ易いものが多かった。

以下、本書より

・男性にはゴールの見えない会話をしない。ポイントは3つあって…と言う。話してて思いついたら、あとね…と付け加えてもOK
・男性は縦社会。肩書きや年齢で相手をみる。一方、女性は横社会。みんななかよしで出し抜くことが難しい。
・男性は成長、女性は変身を好む。子供の頃の野球やままごとの影響をそのまま受けている。
・男性のセンスや持ち物を褒めるときは、無理にカッコいいというよりも、すごい!という方が良い
・男には「あなたがいちばん」(ナンバーワン)、女には「君だけだよ」(オンリーワン)。ここで注意したいのは、「何がいちばんか」という部分をあまり具体的にしないということです。たとえば「いちばん仕事ができる」などと限定すると、それ以外の部分が誰かに負けているかもしれない可能性が残り、またしても不安に。「いちばんカッコいい」というように、ふわっと言ったほうがいい
・男を攻めるなら、仕事でうまくいっているとき➡︎「何かいいことあった?」一方、女性はどん底の時に恋に落ちやすい。
・女性はモテたいのであれば見た目に気を使うべき。お洒落をするという意味ではなく、男性に響く見た目になるということ。女ぽい部分を強調。自己啓発セミナーはモテと縁ほど遠い。
・男性は日常を好み、馴染みのある店が好き。
・喧嘩した時男性は黙り、女性は泣く。なぜ黙る?なぜ泣く?を聞くのは御法度。
・男性は分析されたく無い。➡︎あなたの〇〇なところが好き。
・女性は分析されたい。➡︎君って意外と〇〇だよね。
○ 男のほめ方(部下・後輩へ)
男性は結果を気にするので、「どんな行動があの結果につながったか」を指摘するほめ方をする。たとえば「あのプレゼンに説得力があったから、契約がとれたんだよ」「企画書がよく書けてる。この3年で成長したね」など。
○ 男のほめ方(上司・先輩・同期へ)
上司や先輩をほめる場合は、事実を指摘するよりも、自分が感じている「すごい!」という気持ちを強調すること。「すごいですね!勝てたのは絶対に先輩のおかげですよ」「○○さんの企画書、やっぱりうまい!」と、感動を前面に押し出すことで「上から目線」を回避。
○ 女のほめ方(部下・後輩へ)
女性は結果よりもプロセスを気にするので「あなたがどれほどがんばったか知っていますと、努力に共感したほめ方を。「休日出勤までして、ホントにがんばったね」
〇女のほめ方(上司・先輩・同期へ)
対男性同様に、相手が同期や先輩なら感動を前面に押し出しましょう。「休日つぶして準備するなんて、尊敬します」
・男性は数字と事実で褒める。女性は過程と共感で褒める。
・この本の男と女は、「自分と異なるコミュニケーションをする=言葉の通じない、わかり合えない相手」の比喩。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月30日
読了日 : 2020年10月30日
本棚登録日 : 2020年11月29日

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