いい(面白い)映画ではないかもしれませんが、個人的には良かったです。
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、そしてベニチオ・デル・トロ、主役みんながとても良かった。シャルロット・ゲンズブールも美しい人だった。
3人の人生が不幸で交わるまでの時間を、細切れで、前後に飛びながら見せる構成なので、途中は意味が分からないシーンが多いのですが、段々と一本の不穏な線で繋がっていると感じ始めると、後はラストまで一気に持って行かれます。
ラストが良いです。こんなに不幸な糸に絡まった人生の中で、彼らがあんなにも幸せな顔を見せたシーンを紡ぐので目頭が熱くなります。
タイトルは、人間が死ぬときに21グラム軽くなる、という話から来ているのですが、全員が様々な人生を送り、どんなに重い話があったとしても、失われるのは21グラムだけ。それがもし「魂」の重さなのであれば、人生の重さに比べてあまりに軽い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月2日
- 読了日 : 2022年4月2日
- 本棚登録日 : 2022年4月2日
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