Javaによるはじめてのアルゴリズム入門

著者 :
  • 技術評論社 (2001年6月1日発売)
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感想 : 2
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アルゴリズムというものを、Javaアプレットを作成することで学べる本。
数Ⅲレベルの知識があれば、より理解しやすい。
無くても説明があるので問題はない。
基本書ではないので、使ったことある程度のjavaの知識は必要。

スタックやキューリストなどのデータ構造、2分探索・ヒープ及びグラフなどのソートやサーチといった基本情報でもお馴染みのものが作成出来る。
ややこしいと感じる人には、どういったものかイメージしやすくなるので、一度作成してみることオススメ。
アプレットはもうないんですけど。

一度は憧れるであろう画像を使わずに描くグラフィックにも対応。
ジオメトリックやリカーシブ・立体モデル等が、自分の手で作れるということが気持ちいい。
数値分析で使うような立体的な波形や3Dモデルの家であったり、幾何学的な模様であったり、見たことあるものを作成出来ると、ちょっとした感動がある。
数値を変えるとまた違ったものができるので、それも見てて楽しい。

最後の締め、第9章のパズル・ゲームは、学んだことを利用してゲームを作っている。
これからゲームを作っていこうと考えている人が、構造や考え方を学ぶには良い内容。
CDにソースはあるけど、打ち込んだ方が勉強になる。

##この本の売り
アルゴリズムは読むだけでは理解が難しいが、作ってみることでイメージしやすくなる。
目に見える・触れるものになるなので、達成感もある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: プログラマ向け
感想投稿日 : 2020年8月5日
読了日 : 2020年8月5日
本棚登録日 : 2020年8月5日

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