桜桃忌、太宰治のお墓の前に誰かが置いた岩波文庫の『可愛い女』。
チェーホフの名前は知っていたはずだけど、まったく興味はわかなかった。
数年の時を経て、偶然この番組を見た。
「人生の喪服なの。不幸だから」
そのせりふだけで引きこまれてしまった。
大切なのはそのときのインパクト。いつだってそう。
知らず知らずのうちに仕掛けられていたわたしの人生の中の『チェーホフ』という拳銃が、そろそろ発射されるときがきたようだ。
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- 感想投稿日 : 2012年10月9日
- 読了日 : 2012年10月9日
- 本棚登録日 : 2012年9月25日
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