アーティストは言葉の使い方にも個性がある。自分の言葉で思いを表現することができる。その最大の表現が彼ら自身の作品であることに異論はないであろうが、彼らの語る言葉はそれと肩を並べるにふさわしいものである。なんてインスピレーションをもたらしてくれる一冊なのだろう。彼らが作品を作り上げることで、言葉だって鍛えられていくのかもしれない。その事実を知るにあまりある本書にただただ頭の下がる思いがした。このように思考されて出来上がる作品を、この言葉たちを知らずして分かった気になることがあるとしたら、あるいはそれは罪かもしれない。単純にもったいないのである。しかし本当に音楽に影響を受けている方なんですね。
書きたい、創りたい、やってみたい。何でもいいのだけれど、自分に何かしらの意欲を与えてくれるものが本物だと思う。自分にとって本書はそういう本だった。
(20130506)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アート・デザイン
- 感想投稿日 : 2013年5月6日
- 読了日 : 2013年5月6日
- 本棚登録日 : 2012年7月20日
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