ハラカミさんの歌うOwari No Kisetsuが、とんでもなくよい。しみじみとしていて、しんみりとして、沁みる。地球の最後とほんの少しの希望。変わらぬ日常と、ひとり残された感覚。涙が枯れても、光は差してきて、でもこれが最期なのだと自覚している。傍らには美しい思い出が鎮座し、私は穏やかに迎えを待つのだ。
その茶葉でもう何度もお茶を入れた。最後の一滴まで味わおうと慈しむようになんとかして湯呑につごうとする。おいしいお茶はもう出きってしまって、出がらしで美味しくないはずだ。なのに、その薄い味がなんともいえず心をぬくめてくれる。たとえばそういう感じ。
(20131211)
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- 感想投稿日 : 2013年12月11日
- 読了日 : 2013年12月11日
- 本棚登録日 : 2012年4月15日
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