ワイアードUS版編集長、ベストセラー『FREE』の著者でもあるクリス・アンダーソン氏の著書です。
物を設計し、製造し、販売するという20世紀のビジネスモデルでは、その世界に参入するためには多額の設備投資が必要であり、非常に高い参入障壁がありました。
しかし、インターネットの発達、オープンソースデザイン、3Dプリンタ等の機器の開発により、そうした過去の参入障壁は劇的に下がりました。
実際にCADソフトで図面を作成し、3Dプリンタで物を造るのは個人でもできます。
オープンハードウェアとして顧客に手伝ってもらいつつ向上させることもできます。
もう参入障壁はありません。
みんなで新しい物を造る楽しい世界に足を踏み出しましょう。
という内容の本になっています。
エンジニアとして大手や中小の企業で物造りに携わってきた私としては、ホントに自由な時代が来たなと思います。
無償で使えるCADソフトも沢山ありますし、インターネット経由で小ロットの物造りを依頼することも可能ですし、街中には機械を使用させてくれるラボも増えてきました。
ハードウェアエンジニアをワクワクさせてくれる本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2019年10月5日
- 読了日 : 2019年10月5日
- 本棚登録日 : 2019年10月5日
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