日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか

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  • 徳間書店 (2012年8月10日発売)
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この台湾人は、元祖親日といった風情で一線を画すが、最近、日本人の愛国心をエンターテイメント化し、金儲けを企む流れがありやしないか。勿論、島国といった地理的条件に、天皇を拝したシステムが成功した日本は、韓国、中国の悲惨な政治抗争の歴史に比べれば、優越に浸れる題材に溢れる。しかし、それを擽られ、良い気になるのはいかがなものか。

著書に、王道、覇道、皇道を識別する言葉がある。無論、日本は皇道だ。王道や覇道では、クーデターが起こり、時の権力が入れ替わった時点で、歴史の塗り替え、焚書が起こり得る。つまり、勝者の歴史であり、事実は留められず、秩序は保たない。そこで宗教あるいは、思想が必要となる。日本というシステムは、この万世一系の皇道を採用できた時点で特亜ならず、欧米とも異なる無二の国家観を持ち得ている。これに奢らず、自己批判や自虐ではない、自己反省の姿勢を取り戻すべきである。今の日本は、真実を知り始め、逆上しているようにも映る。

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感想投稿日 : 2014年3月9日
読了日 : 2014年3月9日
本棚登録日 : 2014年3月9日

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