理論やフレームとしても目新しい事はなく、事例紹介としても少し古いので、若干物足りない感じもあったが、知らない事も幾つかあって勉強になった。ビジネスモデルの例示を一部記載すると、「塾vsオンライン、カメラvsデジカメ、ガラケーvsスマホ、本vs電子書籍」、この対比を見ると言いたいことが伝わるだろうか。ポイントを押さえているとも言えるが、有名過ぎて新しさは無い。
ただ浅学な人間ゆえ、下記が学びになった。
オキュラスは希望者に開発キットを販売し、それにより様々なアプリケーションが開発された。
リトレッド事業とは、タイヤの表面のゴムだけを剥がし、そこへ溝付きのゴムを新たに貼り付けることで、新品のタイヤのように作り直した再生タイヤを販売するビジネス。ブリヂストンは自らの本業と食い合う覚悟でこれに参入し成功。
アマゾンやGoogleのクラウドサービスは、自社で活用していたデータセンターについて余った部分を貸し出すという思想で開始。外部に貸し出すことで需要を平準化できるし、運用を効率化できる。規模のメリットも享受できた。
日本を除く多くの海外メーカーはボッシュなしでディーゼルエンジン車は作れないと言われていた。日本ではデンソーが同じ技術を持っている。
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- 感想投稿日 : 2024年1月1日
- 読了日 : 2024年1月1日
- 本棚登録日 : 2023年12月29日
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