学生の頃読んで立ち上がれないくらい打ちのめされた。
昔BSマンガ夜話でオノ・ナツメのリストランテ・パラディーゾの特集をしていたとき岡田斗司夫が「オノさんの漫画はまるで映画のような表現をする」と言ったゲストにめちゃくちゃ噛み付いていたが、わたしもオノさんの漫画は映画のように画面の移り変わりを意識しているように見える。
イワンがニカッと笑った顔がいつも大きく描かれているのは、それを見た人々が心のなかにその笑顔を飾っておく棚を作ったということなのかもしれない。
歳を取ってそのたびに読むと見えてくるものが変っていく。
でもその度に打ちのめされて立ち上がれなくなる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月14日
- 読了日 : 2020年8月14日
- 本棚登録日 : 2020年8月14日
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