さあ早くも10巻。
「仮面の奥」は一種のサバイバル術もの。
ただ今回マスターとなってその技を披露するのは、
かつて正義のヒーローとして一世を風靡した男。
彼の仮面の下にあるのは一体どんな顔?
「緑のフーガ」こそ正真正銘のサバイバル術もの。
キートンの面目躍如。
そこにあるものだけで見事に危機を脱する。
「イシスの呪い」は考古学絡みのミステリ。
論理的推理と科学で説明できないもの
との混ざり具合がいい。
「ブルーフライデー」は、
探偵事務所のボス・ダニエルのお話。
時々、恋愛ものが挟まれるのが、
また幅を広げるんだよな。
悲しい恋ですが・・・
「勝利の陰に」は湾岸戦争絡み。
人として拠って立つものは何かが問われる。
「ウイスキーキャットの村」は猫が主人公。
ノスタルジックでとぼけた感じがいい味出す。
またまたキートンの父登場。
「祈りのタスペトリー」は西洋と東洋を結ぶ物語。
スペインの古城と京都の祇園祭の関係性とは?
かなりの確率で泣かされる。
「幸運は雨と共に」も考古学絡み。
成功者ではなく、
困難に立ち向かう者を応援する眼差しを感じる。
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- 感想投稿日 : 2022年1月4日
- 本棚登録日 : 2022年1月4日
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