MASTERキートン DICOVERY10 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (1992年1月1日発売)
3.80
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感想 : 14

さあ早くも10巻。

「仮面の奥」は一種のサバイバル術もの。
ただ今回マスターとなってその技を披露するのは、
かつて正義のヒーローとして一世を風靡した男。
彼の仮面の下にあるのは一体どんな顔?

「緑のフーガ」こそ正真正銘のサバイバル術もの。
キートンの面目躍如。
そこにあるものだけで見事に危機を脱する。

「イシスの呪い」は考古学絡みのミステリ。
論理的推理と科学で説明できないもの
との混ざり具合がいい。

「ブルーフライデー」は、
探偵事務所のボス・ダニエルのお話。
時々、恋愛ものが挟まれるのが、
また幅を広げるんだよな。
悲しい恋ですが・・・

「勝利の陰に」は湾岸戦争絡み。
人として拠って立つものは何かが問われる。

「ウイスキーキャットの村」は猫が主人公。
ノスタルジックでとぼけた感じがいい味出す。
またまたキートンの父登場。

「祈りのタスペトリー」は西洋と東洋を結ぶ物語。
スペインの古城と京都の祇園祭の関係性とは?
かなりの確率で泣かされる。

「幸運は雨と共に」も考古学絡み。
成功者ではなく、
困難に立ち向かう者を応援する眼差しを感じる。

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感想投稿日 : 2022年1月4日
本棚登録日 : 2022年1月4日

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