売れない自殺願望ありの35歳劇団員・桜井と、裏の便利屋として荒稼ぎするコンドウ。二人が銭湯で出会い、転んで頭を打ち記憶を失くすコンドウ。
出来心でロッカーの鍵を交換した計画性皆無の桜井は金持ちの生活を謳歌しながら、徐々にコンドウの裏の顔に近づき、ヤクザの工藤と会うことになる。
一方のコンドウは退院時に、香苗と出会う。雑誌の編集長を勤める彼女は死期が近づく父親のために短期で結婚しようとしていた。売れない役者ながら必死に生きなおそうとする生真面目なコンドウと、それを助けようとする香苗。そして工藤の持ちかけた事件に巻き込まれていく。
話に矛盾がなく、キャラも立っていて、テンポよく退屈しない。コンドウの記憶が戻ってからの展開も、多少無茶はあるものの面白かった。荒川良々演じるヤクザの工藤は実はポンコツ疑惑があるものの、オチもよかった。
しかし広末女史が結婚できない35歳の堅い編集長役はやっぱり無理がないか。魅力的すぎます。
気軽に見られたけど、よかった。
健康で努力家が一番ですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画フィクション
- 感想投稿日 : 2021年2月23日
- 読了日 : 2021年2月21日
- 本棚登録日 : 2021年2月21日
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