ある日記憶もなく宇宙船で目が覚めた男が主人公。
2体のミイラ化した遺体は何者で、自分は誰で、何をしにこの宇宙船に乗っているのか?
徐々に蘇る記憶。孤独な宇宙船の世界と、そこに至るまでのストリーが二軸で展開される。
グレースという名で教職に就いた日々、強権を発動するストラット女史、太陽から熱を奪う生命体”アストロファージ”の発見、タウ・セチへ向かうプロジェクト、砂漠を覆い太陽熱を使う狂気的なプロジェクト、南極の氷に閉じ込められた膨大なメタンの解放。地球の冷却化という危機に、奇想天外とも思える大規模プロジェクトが続く。
そして、唯一”アストロファージ”に影響を受けていない恒星系タウ・セチへと向かうロケットが向かう。
目的地であるタウ・セチの近くに到着し、そこで別惑星の宇宙人(エリディアン)「ロッキー」と出会ったところで上巻は終わる。
王道の宇宙SFという感じですが、本当に面白い。さすがはアンディ・ウィアー。人類滅亡の危機であっても、細かいやりとりがいちいち笑える。時々読み返しています。続きは下巻の方で。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年9月19日
- 読了日 : 2022年2月23日
- 本棚登録日 : 2022年2月21日
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