映画館で見損ねたのでテレビで見たけど、映画はやっぱり映画館で見たいなあ。テレビやDVDでは、どうも集中力を欠いてしまう。
映画館では、他に選択肢がないので、いやおうなしに映画を見なければならない。もちろん、そのために、わざわざお金をはらってそこに来ているわけなんだけれど、なかには期待はずれもあるわけです。そんなときでも、まわりは真っ暗で他にすることはないので、スクリーンを見なければならない。どうしても見たくなければ目をつぶって寝ているぐらいなもの。ところがそういうときにイビキをかかれると、それはそれで非常にはた迷惑。
昔々、あまりにうるさいので頭に来て観客(男性)を揺り起こして苦情を言ったことがある。あれはたしか男2人で見に行ったときだった。ずいぶん昔の話。大学生の頃だな。モテないヒマな2人組で夜中に映画を見に行った。映画は潜水艦の映画だったな。客はほとんどいなかった。だからなおさらイビキが響いたんだろうな。一人で行っていたらどうだったろう。声をかけることができたかな。連れの同級生はなにも関知しなかったけど。イビキの観客はそのあともまた眠ってしまったと思う。でもイビキはずいぶん小さくなっていた。酔っぱらっていたんだろうな。映画そのものは良かったという記憶がある。話は脱線したけれども、要するに、けっこうダメな映画でも、映画館に入れば、きちんとおしまいまでみるものだということですね。それしかないんだから仕方ない。
ところが自宅でとなると、暇なシーンになるとついついほかのことをはじめてしまう。これがよくない。どうも注意力散漫。それに自宅のテレビはいくら大画面にしたって、所詮映画館の迫力にはかなわない。この映画で最初に主人公がピッチに立ち観客席を見上げるシーンなんかは、やっぱり大画面で見てみたいなあ。
この映画もPCをやりながらチラチラ見ていたので、あまり鑑賞態度は良くなくて、冒頭の部分も見逃してしまった。しかし次第に引き込まれたのは、作品のデキが良かったということでしょう。ヒロインはあまり美人ではないけれども、まあクリスティン・ダンストよりは美人かな。
よくできてた映画だと思うけれども、ただ、われわれがスタジアムで興奮するサッカーと、この映画のサッカーとは違う。この映画の楽しさは、あくまで映画としての楽しさで、サッカーの楽しさではない。
というか、アメリカの野球映画では作り手が野球というものの面白さをよく分かったうえで作っている感じがするけれども、この映画で描かれているサッカーは、どうもそういう感じがしない。作り手はサッカーファンではないのではないか。サッカー・ゲームそのものの扱いは稚拙。
なぜそう感じたのかは、この後あとすぐGoal2!を見に行ったので、その感想文を書くときに考えてみます。
- 感想投稿日 : 2018年12月28日
- 読了日 : 2007年5月27日
- 本棚登録日 : 2018年12月28日
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