同盟を考える: 国々の生き方 (岩波新書 新赤版 588)

著者 :
  • 岩波書店 (1998年11月20日発売)
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感想 : 6

1998年刊。朝日新聞編集委員たる著者が、主に冷戦後の同盟関係(米韓・NATO・独仏・英米・米豪・北米・アジア)を、各国の思惑、歴史、地政学的問題を絡めて解説し、現代同盟論・日本への提言を叙述。本書こそ啓蒙書と言うに相応しく、目からぼろぼろ鱗が落ちる感を持ちつつ読み進めた。どれも読み飛ばせないが、ちなみに、己が無知であるのを自覚させられたのは「インドネシアの経済危機→イスラム原理主義の台頭→地域、特にマラッカ海峡・シンガポール不安定→シーレーンの危機→影響は日本へ」のロジックである。知恵の道は遼遠である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2017年1月16日
読了日 : 2017年1月16日
本棚登録日 : 2017年1月16日

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