千早と、かるたクイーン・詩暢との初対決は、自身の力の片鱗を見せたものの、結果は完敗。
笑顔での詩暢との別れの直後、こみ上げてくる悔し涙にくれる一人反省会は千早の決意を生む。
それと共に、それを垣間見た太一には気付きをもたらす。準優勝で満足してしまう自分は未だ泣いてはいけないのだと。
そして、糸が依りあうように互いに切磋琢磨する姿は、本巻では、太一だけではなく、他の部員、机くんや奏ちゃんにも見られるのだ。
この夫々の感情を細かに描いていく様は、部活作品を良質にする所以であるが、その基本がきっちり守られた王道作品である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2016年12月31日
- 読了日 : 2016年12月31日
- 本棚登録日 : 2016年12月31日
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