2006年刊。著者は拓殖大学海外事情研究所所長(元野田内閣防衛大臣)。外交・自衛に関して日米関係や安保条約の重要性は理解できるが、米国国益が日本国益と完全に一致している等、本書は誤解を与えかねない箇所がある。海兵隊沖縄駐留など、米国国益からの帰結は判らないわけではないが、日本の国益と一致するとまでは言い切れず、仮にそうだとしても、もう少し丁寧な叙述が必要のはず。ただ、米軍再編に関する本書の説明は丁寧で、米国の政策意図・将来像は判りやすい。もっとも、本書の中・朝の分析は、2013年の段階では?がつくかも。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月19日
- 読了日 : 2017年1月19日
- 本棚登録日 : 2017年1月19日
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