言い古された気もするが、銀河英雄伝説の最大の良さ、長所は、単純な敵役がほとんどいないこと、あるいは敵役も人間臭さに満ち溢れていることだ。
2巻でもそういうのがある。人格的には小物っぷりを丸出しにしているブラウンシュバイクに、忠義一徹のアンスバッハが部下でいることだ。
実は、彼らにもラインハルトとキルヒアイスのような関係・繋がりがあったのではないか、なんて想像を逞しくしたくなる。
我ながら天邪鬼だと思うが、某君を死に追いやったアンスバッハにも惹かれるのだが、こういうのが本シリーズ読破の大きな楽しみの一つなのだ。
(目次)
第1章 嵐の前
第2章 発火点
第3章 ヤン艦隊出動
第4章 流血の宇宙(そら)
第5章 ドーリア星域の会戦
第6章 勇気と忠誠
第7章 誰(た)がための勝利
第8章 黄金樹(ゴールデンバウム)は倒れた
第9章 さらば、遠き日
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年12月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年7月8日
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