銀河英雄伝説 (2) 野望篇 長篇スペース・オペラ (トクマ・ノベルズ)

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  • 徳間書店
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感想 : 30

 言い古された気もするが、銀河英雄伝説の最大の良さ、長所は、単純な敵役がほとんどいないこと、あるいは敵役も人間臭さに満ち溢れていることだ。

 2巻でもそういうのがある。人格的には小物っぷりを丸出しにしているブラウンシュバイクに、忠義一徹のアンスバッハが部下でいることだ。
 実は、彼らにもラインハルトとキルヒアイスのような関係・繋がりがあったのではないか、なんて想像を逞しくしたくなる。

 我ながら天邪鬼だと思うが、某君を死に追いやったアンスバッハにも惹かれるのだが、こういうのが本シリーズ読破の大きな楽しみの一つなのだ。


(目次)
第1章 嵐の前   
第2章 発火点   
第3章 ヤン艦隊出動   
第4章 流血の宇宙(そら)   
第5章 ドーリア星域の会戦   
第6章 勇気と忠誠   
第7章 誰(た)がための勝利   
第8章 黄金樹(ゴールデンバウム)は倒れた   
第9章 さらば、遠き日

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年12月6日
読了日 : -
本棚登録日 : 2016年7月8日

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