2000年刊行。英単語は熟語。そして、英語も歴史的所産で、特に、グレートブリテン島はあらゆる言語が集積したるつぼである。これを前提に、本書は、英語の形成史、各種語源や接頭語・接尾語その他単語の構成部分に関する淵源を解説し、重要単語を増加させようとする試みの書である。確かに、本書を読んで、それだけで単語が増えるわけではない。かといって、多読のみで単語を増やすことも非現実的だし、単語集を機械的に覚えるのも退屈で味気なさすぎ。ならば、語源を意識しつつ本書を読み、さらに辞書を引くこと自体、有意義と思える。
ただ、過剰な期待も禁物で、語源や淵源としての語義から単語の意味を、常に導出できるわけではない。色々想像を巡らせる必要も多く、意外な付加要素が必要なのも事実。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
学習参考書
- 感想投稿日 : 2017年1月22日
- 読了日 : 2017年1月22日
- 本棚登録日 : 2017年1月22日
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