72年に出版されてから、現在まで読みつがれている魔術の名著。 トンデモ本ではなく、元国家公務員の著者によって魔術に対する理論的なアプローチがなされている本でもある。 最初の章では、魔術が迷信の寄せ集めではなく、複雑精緻な知の体系であるということを説明してゆく。以後も生物学、哲学をまじえて、魔術の根幹をなす諸命題についてたっぷりと述べてある。上巻にあたる理論篇は、唯物論を超えて人生の深奥を見つめてきた著者の魔術観や魔術の歴史の紹介が主である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
スピリチュアル
- 感想投稿日 : 2022年4月14日
- 読了日 : 2022年4月14日
- 本棚登録日 : 2022年4月14日
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