年収200万円からの貯金生活宣言 (横山光昭の貯金生活シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009年4月15日発売)
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『要するに、″いくら使ったか″より、″何に使ったか″が大事なのです。』

この一文がもっとも重要だと思った。
家計簿をこまめにつける、それは良いことだけれど、使った金額を仕分けして並べただけではただの数字の羅列でしかない。

なぜ、それを買ったのか?
なぜ、そのとき買う必要があったのか?

といったことを、普段の購買において考えるようにすると自然と無駄な出費が減っていくのかなと思う。

また、本書ではお金の″使い方″を意識するために、消費•浪費•投資の3つのどれに当てはまるかを考えることを勧めている。
これは非常に参考になる。
ありきたりなようでいて、新しい。

どこが新しいかと言うと、消浪投3つの比率をベースに目標を立てること、そして一つの料金項目であっても内訳は分かれる場合がある点だ。
たとえば、携帯料金が8000円だったとする。
普通なら、この″8000円″がどの項目にすべきかと考えるが、本書では少し異なる。
この料金が、普段なら6000円ほどの請求なのに、今回は友人とムダに長電話してしまっていつもより多い8000円になっていたとすると、6000円(基本としてかかる金額)が″消費″の項目、そして余分に増えた2000円が″浪費″の項目と、分解して分けることができる。

一律ではなく、柔軟に仕分けする。
これによって、私たちのお金に対する今と未来が見えてくるのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年4月7日
読了日 : 2013年4月7日
本棚登録日 : 2013年4月7日

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