現在の英語教育は部分が全体を構成するという構造主義の考え方・教え方を採用しており、よって文法から教えるという教育方法をとっているとのこと。しかし、この構造主義が間違っているということは言語学や哲学でははっきりと示されているようなので、「逆から学べ」とあるように、まずは文法ではなく音から学べということにつながっている。なるほどと思える考え方だった。経験的に僕たちは日本語をしゃべれるようになったという方が先で、主語や形容詞などといった文法用語を初めて覚えたのは中学1年生の時だった。ということは、やはりまずはハチャメチャにでも聞いて話せることからスタートなのだと理解した。言語学者チョムスキーの理論もふまえて解説しているところが面白く、英語に興味がない人でも読める1冊!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
英語
- 感想投稿日 : 2013年4月14日
- 読了日 : 2013年4月14日
- 本棚登録日 : 2013年4月8日
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