表題作は漫画版で日本版の《あしながおじさん》。いつか自分なりに《あしながおじさん》を物語として描くことが実はこっそり目標だったので私は漫画家でも作家でもないが先を越されたとわけのわからない悔しさをあじわったものの素直に素敵な漫画になっていて読めて嬉しかった。また表題作以外の収録作もすべていい。勝田文の描く人物は年甲斐もなくぐずぐずしていることが多いがそれが本当に魅力的だ。ぐずぐずしていてちょっとひねてるけどうぶで純粋ででももちろんそんなことは照れて絶対認めないそんな登場人物たちがかわいくて仕方がない。表題作以外では特に《パーラー》が好き。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2011年12月8日
- 読了日 : 2011年月
- 本棚登録日 : 2011年12月5日
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