第二次世界大戦へ到った日本の状況を知りたくて、もう一度読み始めてみた。20年前に読んだ当時に歴史が非常に身近に感じられ新鮮だった記憶がある。国際化といった言葉が頻繁に語られた背景があってか、今ある日本人らしい特徴を食文化から、気候から、農業などから解説している。
知りたかった戦争への道は食料危機が引き金となっていたのと、政治力。こう考えると現実的に北朝鮮の動きが心配。さらに日本の現代の区切りを日英同盟を締結した1902年としている点が独創的。
幕末の戊辰の役で受けた会津藩の悲惨な戦いを読み、これからテレビ「八重の桜」でどう描かれていくのかが、楽しみになるなど、
本の内容も感想も総花的とになってしまう。
この本が書かれた当初から考えると、樋口氏はこれほどまで個を重視する欧米化へと移行し、老人が一人で暮らし、優れた木造建築が減少するとは創造出来なかったのだと思う。また保守的な時代がくるのか??
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2013年3月23日
- 読了日 : 2013年3月21日
- 本棚登録日 : 2013年3月23日
みんなの感想をみる