美少女戦士セーラームーン 完全版(4)

著者 :
  • 講談社 (2013年12月26日発売)
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本棚登録 : 219
感想 : 6
5

関係性の非対称が素敵です。

プルートが、ちびうさに向けるまなざし。
孤独であることを運命づけられて、他のセーラー戦士たちにはあまり心を開かないけど、ちびうさにだけは特別な感情を持っている。多分、それは、彼女がキング・エンデミオンへの思いとつながっている。

ちびうさが、どうしてもうさぎに心を開くことができないのは、自分のコンプレックスと自分のせいでクイーン・セレニティが捕らわれてしまったということによる。

正義の陣営であっても、それぞれがそれぞれにむける視線は、一様ではなくて、複雑な思いを持っている。

そして、それがうるさくなくスッとさりげなくかいてあって、ちゃんとストーリーの大事な部分にもかかわってきているというのが、すごいなぁと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミックス
感想投稿日 : 2014年6月18日
読了日 : 2014年4月18日
本棚登録日 : 2014年6月18日

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