トゥルークの海賊1 (C・NovelsFantasia か 1-60)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年7月24日発売)
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本棚登録 : 618
感想 : 89
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もうやめておこう、やめておこう・・・と思うのについつい買ってしまう茅田砂胡(-_-;)
これの一つ前の「天使たちの課外授業2 ライジャの靴下」を我慢して買わずにいて、読んでないので分からないことがちょいちょいあったw
そういう、ここから読む人のこと考えない話作りはどうかと思うの!!
だってこっからシリーズ始まるように思うじゃん!!!

まあそうではないと知ってはいたものの・・・
茅田砂胡さんは、是非、もっかい矯めて矯めて、新しいファンタジーをやって欲しいなーと心底思う。
デルフィニアとスカーレット・ウィザードが大好きなだけに。
混ざったとき、嫌がる声もあって、でも元々彼女の中ではこれが原型だったんだよね。
王女グリンダがはじまったとき、既にルゥもいて、怪獣夫妻もいたんだよねーきっと。
その完成形に向けた大きなお話が二つあって、今はもうその二つが完成してしまって、完成したあとのものを書いている。
これがやりたかったのだろう、というのは分かるのだけど、残念ながら、完成したものよりも完成させるまでの過程の方がはるかに魅力的なんです。
多分、そういうものなんだと思う。
茅田さんが悪いというわけではなく。
過程の方が魅力的なんだよ、物語って、多分さ・・・

最近のは単なるキャラ萌え・内輪ネタな感じです。
これまでの経緯を全部知らないと話が分からないし。
川が流れ流れて、湖だか池だかにたどり着いて、そこで停滞している感じ。波はあるけど、流れとは違う。
この先、出来ることなら、茅田さんはやりたいと思っていないかもしれないけど、さっさと池からもう一度更に低きに向かって流れていって、海まで行って欲しい。
完成した世界をもう一度、敢えて壊して、終わらせて欲しい。
そうならないような気はするけども・・・
デルフィニアもスカウィも大好きで、キャラも大好きで、混ざること自体は別に嫌ではない。
だけど、このままだらだらと同人的な内輪ネタを続けるくらいなら、きれいさっぱり潔く完結して欲しい、とつい思ってしまう。

乱暴な感想で申し訳ないけれども。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: レビュー有
感想投稿日 : 2012年8月10日
読了日 : 2012年8月10日
本棚登録日 : 2012年8月10日

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