綺譚、という題名そのままに、美しく不思議なお話でした。
そしてとても心あたたまる穏やかなお話、深い愛情に涙があふれました。
BLとしては物足りないかもしれませんが、
具体的な行為の描写がないお陰で雰囲気を壊さず
最後までお伽噺として楽しめてよかったです。
極上の愛があふれていましたので。
読んでいる間は、お互いの想いを確かめ合った途端
別れ別れになるふたりに涙し、
長く離れ離れになってからの、
亨の何にも惑わされずモモを思い続ける想いと
勇を通して語られるモモの悲しみの姿に号泣。
再会場面は静かに語られるので返って心に沁みました。
コモモと白虎さまのお話は、ココモの健気さがいじらしく、
普段の威厳はどこへやら白虎さまの可愛げもなかなかの魅力でした。
何度もウルウルし過ぎて困りましたが、
読んだ後の爽やかなしあわせ感は格別でした!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL小説
- 感想投稿日 : 2017年5月26日
- 読了日 : 2017年5月26日
- 本棚登録日 : 2017年5月26日
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