断章のグリム(2) ヘンゼルとグレーテル (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2006年7月10日発売)
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本棚登録 : 974
感想 : 68
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2015/10/10読了
まだMissingよりも夢中になれていないのだけど、とりあえず2巻目。

相変わらず雪乃ちゃんのツンデレには辟易しますが、読めば読むほど蒼衣くん普通に見せて全く普通ではない!
とんだ歪みを抱えてる子だった…。
全体的に痛々しい。
ともあれ、Missingなんかは目的地がわかっていた分なんとなく予想しながら読めてたのですが、此方については終着点がまだ見えないのでどう舵を切るのかなぁと気になっています。
そして変わらず神狩屋さんの象徴学講座は面白い。

しかし著者のあとがきの、スプーン一杯ほどのグロテスク発言には笑ってしまいました。
何を馬鹿なことを…!
多分視点が違うからなんでしょうが。

ふと、では「書いている私が言うのだからこれはグロテスクではない」というのと、「書いている私が言うのだから文句なく面白い」は=になるのかと思ってしまいました、捻くれですね。
要するに受け手、読み手の問題でしょうな。
作者が何を唱えても作品って一人歩きするものなんじゃないか、と思ったりします。
本意ではないでしょうが、それもまた物語の始まりで良いのでは。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月8日
読了日 : 2015年10月10日
本棚登録日 : 2015年10月10日

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