「三国志」本は数多く、その中で著者の意図したことがどれほど表現できているのか、そしてそれが読者に伝わっているのかは少々疑問です。ただ、魏晋の頃の名士から貴族社会へと移行するところや、儒教思想の変容は需要などのところは、たぶん一般の新書読者には少々わかりにくかったのではないでしょうか? それ以外のところが比較的読みやすいのに対し、上記の部分がやや専門的な書きぶりになっていたというよりは、紙幅が足りなくて十分説明できていなかったように思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
讀後記(中華)
- 感想投稿日 : 2011年5月23日
- 読了日 : 2011年5月23日
- 本棚登録日 : 2011年5月23日
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