野球に疎くても楽しく読める一冊。でも野球が好きならもっと楽しく読める一冊。タイトルに引かれて手にとって、著者をみてビックリ!プロ野球の監督されてた方だよね?!ということであまり期待せず読んだら、いろんな選手と接してきた経験に裏打ちされた結果を出し続けるための方法や野球への熱い想いが伝わってきて良い本でした。野球絡みのエピソードが多いので野球好きならより楽しめると思います。
●プロ意識とは恥の意識
すごく納得しました。プロなのに・・・と言われないようにするにはどうすればいいでしょうか?これはプロ野球選手に限らずひとりひとりの仕事に対する態度にもすぐに活かせると思います。
●人材育成の大切さ
え?野球なのに人材育成?才能じゃないの?違うんです。プロ野球選手だけでなく、コーチ・球団全体・球界・高校生以下の野球全部。それは現状維持では先細っていしまうという著者の危機感から来ている考え方。変動する時代の中で質を高めていき、存続するにはどうするか考える。ビジネスにも通じるところがあると思いました。
●よき高校野球選手である前によき高校生であれ
著者が高校野球の監督だったらそう言うそうです。世の中の部活でここを教える指導者ってなかなかいないような気がします。野球が上手ければ何してもいいってのは冷静に考えてありえませんよね。でも、それがまかりとおってしまっている現実もあるようです。プロの世界でもプロになって1軍になったらゴール的な選手もいて・・というようなエピソードもでてきます。結果を出し続ける人はどのような心構えか・・そんなことを考えさせられました。
●最後にオススメの読み方
著者のウィキペディアや語録をざっと読んでどんな方か把握してから読むのがオススメです。(わたしは読後に気になって読みましたが)
血液型占いが好きとか知っておくと「あ、それでこんな事を言っているのか」となってより楽しめるかもです。
- 感想投稿日 : 2022年4月28日
- 読了日 : 2022年4月28日
- 本棚登録日 : 2022年4月28日
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