百年前のドイツの官僚が1年の休暇を取って西廻りで世界一周…実際には1年8ヶ月掛かっていた~法律家の次男として生まれ,写真を学び,法律家になって,公務員として働き始めたが,兄の影響で世界を旅したくなって,1905年に大西洋を渡る。アメリカを旅し,一月ハワイに留まるが,横浜に上陸してナカイというガイドと親友になり,別府の芸者・舞子と仲良くなる。日本では礼儀正しく,控えめで,偉大な文化をしめす人々に出会った。中国とインドでは質素で,貧しさの中であっても多くを要求することなく暮らす人々を知った。ジャワでは息苦しいような熱帯の植物ととけ合って,花のように存在する人々がいた。それに比べ,このヨーロッパ人たちの姿のなんと不自然なことだろう~掲載されているワルデマール・アベグが撮影したオリジナルのガラス板(9×13cm)は帰国後,ベルリンにあった小規模の会社で着色された…とさ!
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- 感想投稿日 : 2016年1月15日
- 読了日 : 2016年1月15日
- 本棚登録日 : 2016年1月15日
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