文士の食卓 (中公文庫)

著者 :
制作 : 浦西和彦 
  • 中央公論新社 (2018年3月23日発売)
2.93
  • (0)
  • (5)
  • (5)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 59
感想 : 10
4

泉鏡花の奥様の丁寧な暮らしぶり(ほうじ茶の焙じ方や梅干しの作り方)がすごい。泉鏡花の奥さんって感じがする。
福田蘭童の語る志賀直哉の話が面白かったので、福田蘭童の志賀直哉にまつわるエッセイを読んでみたいと思った。
森鷗外が想像と違って「家長と他の家族が別の食事だったりおかずの数が違ったりはけしからん!」というタイプでビックリした。
あと、太宰治の面倒臭い人間性が、鯵を一ザル貰ったくだりだけでも伝わってきた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月12日
読了日 : 2022年6月12日
本棚登録日 : 2022年6月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする