ウィンストン・チャーチルは、「成長はすべての矛盾を覆い隠す」という名言を残しています。
カナダの精神科医、エリック・バーンの言葉が好きなんです。曰く、「他人と過去は変えられない。でも、自分と未来は変えられる」。
日本人が経済成長を正しく認識できない理由としてあるのが、結論にしか興味がないことです。僕と竹中さんの意見を一言でまとめると、「経済成長は大事」。いわば右寄り(自由主義的な考え)なな結論です。でも、中身は「再配分にはコストがかかり、そのコストを賄うのには成長が必要だ」という話で、どちらかというと左寄り(社会主義的な考え)の議論をしているんですよ。にもかかわらず、竹中さんがテレビに出て「経済成長は必要です」と言うと、「新自由主義者」とか「格差万歳」と叩かれてしまう。「この人はなぜこんな発言をしているのか」を考えて、経済成長という言葉を導いたプロセスを意識してほしいですね。
Fast alone, far together.
ー早くいきたいなら一人で行け。遠くに行きたいならば、みんなで行け
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治一般/外交/戦争
- 感想投稿日 : 2017年1月13日
- 読了日 : 2017年1月14日
- 本棚登録日 : 2017年1月13日
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