<記>
本文庫本は珍しく巻末に著者自身の「あとがき」が載っている。作者が なぜダンスに興味を持ったかというエピソードに始まり,この作品をいかに力を込めて描いたか、そして自分で言うのもなんだけれど かなりの傑作であるので出来れば読者の皆様も気合を入れて読んでいただきたい、という旨の事が書かれている。そして,この作品が2000年に幻冬舎から上梓された後 新潮文庫版として二度目の文庫化がなった2008年にあらためて書いた あとがき だと云う事も分かる。
本編物語の内容についてを感想文に一切描かない方針の僕は,今回その代わりと云っては何だが 著者あとがき の中身についてかなり細かく書いてしまった事にここで気づく。こりゃ間違いなく【あとがきのネタバレ】だ。 もしかすると自分で決めた戒め事とは言え,本編内容についてづっと書けないストレスを抱えたまま多くの読書感想文を書いてきた反動が今回一気に出たのかも知れない。
が しかし やはり最後は すまぬ で締めよう。すまぬ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月4日
- 読了日 : 2022年11月4日
- 本棚登録日 : 2022年10月30日
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