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僕の感想文では,めったに本の中身/内容については降れないけれど今回は書いておきたいです。我慢できなくてすまぬ。(ネタバレの可能性ありです。重ねてすまぬ。)
悩みを打ち明けて竜崎に相談するに伊丹に向かって竜崎は「何を悩んでいるのかわからない。原理原則(=規則)に従って仕事をするだけだ。」と何度も繰り返し言っている。実際にはそんなに上手くいくものか,と思いつつ・・・
まさにその通りだと最近僕は痛感しています。定年後再雇用の身分にて仕事をしている我が身だと,廻りは後輩ばかり。取締役員たちもみんな後輩です。現役の時は何かと先輩風を吹かせて色々と無理強いを頼んだりしていましたが,再雇用=契約社員となるとそうもいかなくなります。ところがその方が確実で速いし変な気づかいや忖度も不要になって実に気分よく仕事が進むのでした。
もうひとつ,良くまあこれを書いたなぁと思ったこと。逮捕した容疑者に向かってこう言え,と竜崎は管理官に伝える。「・・・警察にも意地があるから,しゃべるなら今のうちだ。警察を敵に回すと,いまよりずっと面倒なことになる。娑婆に放り出してカルテルの餌食にする。」やれ恐ろしや。
そして霞が関辺りに勤務している皆さん方は残らず本書を読みなさい。そうするとまた夢のジャパンアズナンバーワンの機会が訪れるかもしれませんですぞ。まあ,僕ら庶民には所詮関係ない事ですがね。すまぬ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月4日
- 読了日 : 2021年8月4日
- 本棚登録日 : 2021年7月25日
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