賢者ナータン (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2020年11月10日発売)
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感想 : 6
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舞台はエルサレム。実は会社で暇な時にイスラム教の宗派学派などを調べている。同じ宗教のはずなのに、枝分かれしながら、対立しなければならないのか不思議で。なんか戦いたい。それの理由付けとして宗教を利用しているにしか私には思えなくて。本作。ナータンの養子の娘がスルタンの前にひれ伏して言う。「血のつながりがなんだというのですか。宗教などなんですか。なんとしても、私を父親の元から引き離すのをやめていただきたいのです」スカッとするわね。巡礼するとかしないとか、もー中学生の派閥みたいであの人らの考えは理解できないわ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月16日
読了日 : 2021年11月22日
本棚登録日 : 2021年11月9日

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