ヤングアダルトっぽいが、嫌な感じがしなかった。何か枠組みがあって、その範囲内で書いてる感じが見えると冷めちゃうけど、普通に良かった。わかったぞ。「大人のイメージするポカリスエットのCMの世界観」がうんざりするんだな。あたしたちってえ、若いから特別でしょ?いいえ。
この作品は主人公の父ちゃんが殺人犯でいわゆる脛に傷を持っているのだが、その描き方もいやらしくなく、「現実の高校生」に近く、1人1人生まれや環境にいたぶられて、傷付いて悩んでる様子がうまく表現され、見事だ。なぜ、皆こういう風に書けないのかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月11日
- 読了日 : 2020年9月11日
- 本棚登録日 : 2020年8月29日
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