ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年7月10日発売)
4.02
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本棚登録 : 297
感想 : 18
5

俺はラノベを読み手なんだが今月の新作漁りでこの本を読みだした

前半部でいきなりリアルなネトゲ風景があって主人公が語尾に「にゃ」を付けるあからさますぎる女キャラに告って「ごめん俺おっさんだし」と言われていた
主人公は「今のがリアルでなくて良かったな、リアルだったらお前はもう死んでるぞ」といわれて想像して圧倒されたのか次にヒロインにゲーム内で告られても「まただよ(笑)」とか結局結婚したくせに言いワケ言ってた
ヒロインは「ほう、経験が生きたな」と少し誉めると粘着して説得して主人公を旦那にしてた。しかもヒロイン美少女だった(リアル話)

みたいなテイストが盛り沢山で、面白かったです(小並感)

ヒロインは一応三人ほどいるんですが、ハーレムではなくメインヒロインである嫁一択です。
ネトゲのプレイ方法がそれぞれ
・一般プレイヤー
・なりきり俺様キャラ
・重課金戦士
・姫プレイ
とそれぞれバラバラで、分かる人には分かるフレーズがとてもツボ。

何より、ヒロインがメンヘラでひどい(褒め言葉)

ゲーム内では役立たずのヒーラー。リアルではひきこもりのコミュ障で、メンヘラという、わりと本気で残念な美少女です。
「ルシアン! ルシアンー!」とゲーム内の名前を連呼しながら学校の教室に突撃される主人公にはかなり同情しました。
その後もあれこれつきまとわれるわけです。
しかし、メンヘラながら打たれ強いメンヘラで、夜中に突然電話してきたり、突き放されたら手首を切るようなことはなく、かなり可愛いメンヘラです。
というかメンヘラの可愛い部分だけを持ってきたような印象です。
一途で、マイペースで、天然で、好き好きオーラを全開にして慕ってくれるヒロインです。

小ネタとメインヒロイン、そしてネトゲ仲間との会話を楽しむライトノベルでした。
とても面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2013年10月1日
読了日 : 2013年10月1日
本棚登録日 : 2013年10月1日

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