独特の乾いた、どこかおもちゃっぽい、なのにほのかに熱量のある感じ。高橋ヨーコさんの写真はやっぱり目を惹きます。
ホテルの部屋というのは、旅のさなかにありながら日常と同じ「眠り」を繰り返す場所。つまり、つかのまの家。この本のページをめくっていると、宙ぶらりんな位置にある、ホテルの部屋というものの不安定なやすらぎの感じがふっと体によみがえってくる。写真の力って、凄いなと思う。
それとは別に、部屋の雰囲気づくりのお手本にも使えそうなところも素敵。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
写真集
- 感想投稿日 : 2010年10月22日
- 読了日 : 2010年10月22日
- 本棚登録日 : 2010年10月15日
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