「ソーシャルデザイン」の教科書

著者 :
  • 生産性出版 (2014年5月12日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 8

狭義のデザインではなく、大きなデザイン(デザイン思考にも近い)とは何かを前半の説明と後半の事例で表現した本です。

・正直前半の説明は、Tipsとしては面白いけど全体としては…??感。そんな中で面白いなと思ったのがグランドデザインに関するくだりです。もちろん本書では地域のためのグランドデザインについて述べられているのですが、組織のグランドデザインにも通じるものがあると思います。
本書のデザインプロセスでは、問題解決の先に、「普及や告知」のプロセスと、「現れた事例をベクトル化(ムーブメントにする的な意味で読みました)する」プロセスが含まれていること。いくら組織について考えて策を作っても普及しムーブメントにならなければ意味がないという点でイノベーションみたいです。
後半の事例はライフネット生命やケアプロ(最近電車の中づりでも見かけるワンコイン検診)をソーシャルデザインの観点から考察したページもあって面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年4月18日
読了日 : 2018年4月18日
本棚登録日 : 2018年4月18日

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