働きマン(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社 (2004年11月22日発売)
3.63
  • (509)
  • (469)
  • (1261)
  • (32)
  • (9)
本棚登録 : 3808
感想 : 569

2021.5.22市立図書館
いまさら芋づる式に安野モヨコ、その2。
とある週刊誌編集部が舞台、仕事に貪欲でスイッチはいるとなりふり構わない主人公松方弘子と同僚、恋人、友だちのエピソードで仕事と人生を描いていて読み応えあり。一話完結の連作短編風。
いろんなタイプの人がいて、いろんな仕事の仕方がある。ぱっとみ共感できない、気が合わない、好きになれない、と思ったとしても、付き合ってみるとその人なりに筋が通っていたり、思いがけない一面があったり、意外と悪くなかったりするものだな、という話。続きも借りてみよう。

1 女の働きマン(松方弘子)
2 おいしいところを持ってきマン(成田君男)
3 張り込みマン(菅原文哉)
4 ラーメンマン(小林明久)
5 あやまりマン(建設会社現場監督・山城新二)
6 振り向きマン(渚マユ)
7 お姫さマン(野川由実)

世界的に売れる雑誌を作るという野望を抱いたサバサバした主人公は自分からは遠い人物に見えるけど、かばん(裏表紙)に入ってる本が内田百閒ってあたりに親しみを感じる。初出2004年「モーニング」だけど、このころはまだスマホはなくてケータイだったし、(2巻の編集長もそうだけど)みんな新聞や手帳や本を持ち歩いてたんだなぁ、と思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2021年5月22日
読了日 : 2021年5月23日
本棚登録日 : 2021年5月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする