2017.10.7市立図書館(次女)
笑うミカエル以来ひさびさ。ミカエルがおもしろかったので作者の名前で借りてきたのかな?
バレエ畑の落ちこぼれ更紗とスピードスケートの期待のエースだったのに怪我でドロップ・アウトした忍が即席でフィギュアスケートのペアを組んで日本に世界にいどむ。1986年(30年前!)の作品、すなわち伊藤みどり(女子選手初トリプルアクセル)登場以前で、女子が成功させるのも夢の時代にペアで四回転にいどみ、そこに感動を呼ぶ「芸術的」「美」とはどういうものか、という苦悩をからめて空前絶後の伝説をえがくというファンタジー。これはフィギュアスケートファンの間では有名なマンガなのだろうか…ともかくも日本にペアが少ないことから始まって意外といろんな(30年たった今でもまだまだ解決したとはいえない)論点が盛り込まれていておもしろかった。
併録短編「パセリを摘みに」、川原泉らしいおもしろさ。
文庫版は「甲子園…」に入っている模様。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2017年10月7日
- 読了日 : 2017年10月9日
- 本棚登録日 : 2017年10月7日
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