富士山に関連する和歌のアンソロジーかと思ったら、
U.G.サトーさんの富士山をモチーフにした一連の絵に
俵万智さんの作った短歌と
その気分をあらわす短い文章を添えた作品だった。
立春から大寒まで二十四節気ごとに見開き一ページになっているので、
ページを繰るごとに季節感と富士の姿、それに短歌を同時に味わえる。
短歌は半数が『サラダ記念日』から、
あと半数はその後の歌集でわりと最近のものまで。
とびらのページのねこさんの顔にまで富士山、
遊び心たっぷりで頓智のきいた絵がたのしい。
気軽にながめてあれこれ楽しめるとびきりの画文集。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・児童書
- 感想投稿日 : 2013年1月7日
- 読了日 : 2013年1月7日
- 本棚登録日 : 2012年12月29日
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