結婚ごっこのハズでしたが 幼馴染みと年の差なかよし夫婦になりまして【特典短編付き】 (ジュエル文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年12月1日発売)
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感想 : 1
3

Kindle版読了。

実家は旧華族の家柄で祖母から教わった楽琵琶が得意の22歳お嬢様ヒロインと、ヒロインの幼馴染で財閥の御曹司だが政治家として活躍している38歳堅物ヒーローとの偽装結婚から始まる新婚ラブストーリーです。

【辛口感想注意】

レビューを読んで、38歳DTヒーローを楽しみにしていたのですが、残念ながらヒロインの性格が好きになれませんでした…。orz

ヒロインの実家が旧華族で本人もおっとりとしたお嬢様で琵琶楽の講師として音楽学校に採用が決まったとか、ヒーローの実家も財閥で御曹司で本人は政治家として活躍しているとか、主役カップルの育ってきた環境が庶民の自分には想像出来ない、完全に別世界の物語でした。(^_^;)

ヒーロー三兄弟の名前が、徹夜、暁、夕間というのが面白いと思いました。

DTヒーローとSJヒロインの初Hですが、穏やかでゆっくりだったのが印象的でした。
ヒーローはDTで初心者なのに、ポリネシアンセックスを彷彿とさせるHで、大人の男性の包容力を感じました。

ヒーローがいつヒロインの事を好きになったのか、ヒーロー視点がなかったので不明でした。

ヒーローが自身がDTである事をトラウマレベルで恥じていた様子とか、母親の違う三兄弟と父親との長年のわだかまりとか、ヒロイン実家がヒーロー父親の好意に甘えて依存しすぎていた問題とか…テーマは結構重かったと思うのですが、その割にはタイトルが軽すぎるというか可愛すぎて物語の内容には合わないような気がしました。

ラストはタイトルのように主役カップルは幸せいっぱいの仲良し夫婦になっていましたが、結局、ヒーロー父親が亡くなった事でヒーロー三兄弟と親子の溝は永遠に埋まりませんでしたし、ヒロイン実家もこれからは娘婿となったヒーローに援助させるのかとか、何気に問題は解決してないように思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2018年6月6日
読了日 : 2018年6月6日
本棚登録日 : 2017年11月28日

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