にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者: 2 (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社 (2017年12月20日発売)
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5

Kindle版読了。

肉料理に並々ならぬ執着を見せる狩りが得意な16歳の貧乏伯爵令嬢ヒロインと、有能で剣技に優れているが女性が苦手な王太子ヒーローとの王宮ラブコメディー第2弾です。

<メモ>
リネット(ヒロイン) 16歳
茶髪に青い瞳。
辺境の貧乏伯爵令嬢。
貧乏暮らしの為、肉料理に目がない。
狩りが得意で視力がとても良い。
本性は淑女からはほど遠い野生児。

アイザック(ヒーロー) 20歳?
赤髪に紫色の瞳。
有能な王太子。
剣技に優れ、人々からは建国の「騎士王の再来」と呼ばれ慕われている。
魔術の制御が出来るようになったが、今でもリネット以外の女性は苦手。


<感想>
シリーズ2冊目です。

1巻が面白かったので、続編が出てくれて嬉しいです!
1巻を読んだのが半年以上前で内容をすっかり忘れてしまっているので、ブクログの自分の感想を読み直しました(笑)。

想いを通じ合わせ、恋人同士になった2人のいちゃラブが楽しみな2巻です。

2巻は、魔女の調査と潜伏中の魔術師を捕らえる為に、魔術大国の第4王子が訪問してきます。

…肉料理を抱えながら、恋する乙女になっているリネットが可愛かったです(笑)。
今回もリネットの超人的な視力と野生の瞬発力が生かされ、飛んでくる弓矢から第4王子を助けるシーンは格好良かったです!
ラストの事件解決も体力勝負だったのが、リネットらしくて頼もしかったです!

アイザックは変わらずリネットを溺愛しており、独占欲と嫉妬心を見せてくれます。
…とはいえ、一歩間違えればヤンデレ化する可能性も垣間見えました。
リネットにプレゼントした宝石がまさかのGPS機能付きだったのは驚きましたが、危機に直面した時に守るように薔薇が咲いたのはアイザックの気持ちを表しているようでとてもロマンチックだと思いました。

2巻で、1巻で疑問だった「何故、リネットにだけアイザックの魔術が発動しなかったのか?」の答えが用意されていました。
それは「魔術師に触れると無力化させる」というものでした。
ただ、この能力?体質?の理由も謎のままなので、もし3巻が出るようであれば、是非、解明をお願いしたいと思います。

辺境の貧乏伯爵令嬢のリネットですが、いつの間にか外堀が埋められていて公爵家が後見役になっていたりと、着々と王太子の正式な婚約者として準備が進んでいるようなので、出来れば婚約発表の舞踏会迄読みたいです!
リネットの家族も是非、登場して貰いたいものです。

そういえば、2巻でもアイザックの詳細な年齢表記はありませんでしたが、20歳で良いのでしょうか…。(^_^;)

ねぎしきょうこ氏の絵は相変わらず美麗で、眼福でした!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2018年1月15日
読了日 : 2018年1月15日
本棚登録日 : 2017年12月26日

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