9月9日9時9分 (小学館文庫 い 55-1)

著者 :
  • 小学館 (2023年9月6日発売)
3.60
  • (4)
  • (8)
  • (5)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 108
感想 : 7
4

漣が好きになった人は、姉の別れた旦那の弟だった。
彼と付き合うことは、自分の家族を不幸にすると悩む漣。
漣の彼氏の朋温がいいやつで、私も好きになってしまいそうだった。
登場人物の中で米陀さんがいいやつだと思った。米陀さんは、自分がたくさん傷ついてきたからこそ、他人を思いやれる人。漣は私も同じなのだが、幸せな家族があるからこそ、他人の痛みに気づくのが遅れてしまうタイプ。自分がどんな境遇であっても、周りの人のことを想い、幸せを願う気持ちは大事にしたいと思った。
解説を高知東生が書いているが、これもなかなかよかった。おすすめの本

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月28日
読了日 : 2024年1月28日
本棚登録日 : 2024年1月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする