新しい時代を切り拓く賢者の知恵

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  • ファーストプレス (2009年1月14日発売)
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日本密教の巨人 空海を手本とすべしというコンセプトで、日本のビジネス社会を切っている。特にサラリーマンは容赦ない。
確かに、欧米の会社の経験を積んでいる筆者の日本の会社の特徴の指摘が的を得ている。
・日本は合意の社会。稟議を通すという言葉がそれを象徴している。
・一旦プロジェクトを任されたら、途中で敵前逃亡しないこと。
また、自分でやりたいことは提案する事。ただし、自分のやりたいことだけを、提案しても組織の力学にフィットしない。その提案がなぜ組織に役に立つのか?また、なぜ自分だけしかできないのか?深く掘り下げて提案する事。
・部分の最適化を足し合わせても、全体の最適化にはならない。
・地頭の良さは、「知的好奇心」「一貫したロジック」「思考の柔軟さ(既存の価値観の枠組みで考えない)」
・基本をマスターした上での、新しい世界観の構築を行う。先人の影響を受けず、まったく独創的な活動をするのはありえない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス・経済
感想投稿日 : 2011年5月1日
読了日 : 2011年5月1日
本棚登録日 : 2011年5月1日

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