チョークの橋 (HUG COMICS)

著者 :
  • 廣済堂出版 (2012年10月6日発売)
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本棚登録 : 98
感想 : 9
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バーテン×リーマン一年目

新入社員の重要なお仕事・花見の場所取り。朝早くに公園で場所を探していた主人公に中学の同級生だという男が声をかけてくる。
男に告白して玉砕した過去が蘇る主人公に、その男は遠慮なく喋りかけてくる・・・しかも、その告白した相手と現在付き合っているというが・・・。
忘れていた初恋の傷、つきつけられる現在の相手との溝・・・。

お話としては短く、その中でおきる出来事は淡々としているのですが、その淡々とした調子が絵柄とマッチしてぐぐぐっと徐々に迫って来るかんじでした。
セリフの表記が独特だったのですが、その書き方すらも納得させてしまう話の展開はこの方の持ち味かと思います。
男同士の恋愛の影の部分をサラリと描き切った名作と言いきってよいかと。
いわゆるえっちシーンもほとんどありません。
入門書としても向いているかと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL(リーマン
感想投稿日 : 2012年12月27日
読了日 : 2012年12月27日
本棚登録日 : 2012年12月27日

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