思えば、私にとって人生初めて出会った今で云う処のスピリチュアルなエッセンスに満ちた漫画、なのかもしれない。
美しい幻想世界で語られる物語は、人間の持つ光と闇を照らしつつも、生命への愛に満ちている。
一つ一つのエピソード(画面構成、背景も)には一切の無駄がなく、最終巻にその全てが集約されていく流れも見事。
第一巻を読んでから既に17年の月日が経つ。しかし物語は今もなお、色あせることのない魅力に溢れている。
この素晴らしい人間哲学を、一度ご覧になっては如何だろうか。
全4巻。潮出版社版が装丁が美しいのでおススメ。でも絶版してるので、中古ショップでないと買えないかも。
角川書店版なら買いやすいと思う。
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- 感想投稿日 : 2007年1月11日
- 本棚登録日 : 2007年1月11日
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