タイトルからどんな話なのだろうとワクワクしました。悲恋話のようなものを想像していたのですが、どちらかといえば人情話、いやいや悲恋要素も無きにしも非ず、終盤はしんみりとさせていただきました。 「俺も、薪割り続けりゃよかったなぁ、そしたらよ」と声を詰まらせた男に、「なあに、そんなもん、いつからだって始められる。人生短けぇが、やり直しはいつだって利く。手遅れなんてないもんさ」と言った茂平の一言。ぐっときました。同時収録の『福良雀』も良かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2014年4月2日
- 読了日 : 2014年4月1日
- 本棚登録日 : 2014年4月2日
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