夜半の綺羅星

著者 :
  • 小学館 (2005年3月1日発売)
3.20
  • (0)
  • (4)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 5
4

タイトルからどんな話なのだろうとワクワクしました。悲恋話のようなものを想像していたのですが、どちらかといえば人情話、いやいや悲恋要素も無きにしも非ず、終盤はしんみりとさせていただきました。 「俺も、薪割り続けりゃよかったなぁ、そしたらよ」と声を詰まらせた男に、「なあに、そんなもん、いつからだって始められる。人生短けぇが、やり直しはいつだって利く。手遅れなんてないもんさ」と言った茂平の一言。ぐっときました。同時収録の『福良雀』も良かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2014年4月2日
読了日 : 2014年4月1日
本棚登録日 : 2014年4月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする